経年劣化で壊れる可能性がある!デイトレパソコン使用の注意点
長年、トレードをしていると急にパソコンの調子が悪くなるといったことがあります。仮に、パソコンが起動しなくなれば大事になり兼ねません。今回は、経年劣化で壊れる可能性がある!デイトレパソコン使用の注意点についてお伝えします。
デイトレパソコンが不調となった場合の問題点
自分の使っているデイトレパソコンがトレードしようとした際に、起動しなくなったり、数時間起動しただけで強制シャットダウンしてしまうなどのトラブルに発展すれば、ゾッとすることでしょう。
仮にそういった状況に陥れば、その日のトレードができないだけでなく、トレード中であれば、パニックに陥り、大きな損失を被る恐れがあるため、非常に厄介な問題になります。
そもそも、デイトレパソコンは、消耗品でもあり、永久的に使い続けることが困難なアイテム。
パーツの摩耗やストレージの寿命などが起こりうるため、メンテナンスやスペックアップが不可欠なのです。仮に、そういったことを考えずに使用し続ければ、急なトラブルに巻き込まれる恐れがあるので、注意しなければなりません。
デイトレパソコンの故障について
では、実際にどのような問題が起こる可能性があるのか、故障ポイントや対策を説明していきます。
1. 長時間の使用による過熱
デイトレードは長時間パソコンを稼働させることもあるため、CPUやGPUに負荷がかかりやすく、過熱が原因で故障するケースがあります。
対策
・冷却性能の高いPCケースや冷却ファンを導入
・定期的にPC内部のホコリを掃除し、エアフローを確保
・ノートPCなら 冷却パッドを使用する
2. ストレージ(SSD/HDD)の寿命
SSDやHDDは、データの書き込み・読み込みを繰り返すうちに経年劣化するパーツです。特にSSDは高速ですが、書き込み回数にも上限があり、寿命が来ると突然動かなくなることもあるので気を付けなければなりません。
対策
・デイトレパソコンは5年を目安に交換する
・OSや取引ツールはSSDに保存し、データは外付けHDDなどにバックアップする
・Windowsであれば、標準搭載されている「ディスク管理ツール」などで、ストレージの健康状態を定期的にチェック。
3. 電源トラブル(劣化・瞬断)
デイトレード中に電源が落ちると、取引のチャンスを逃すだけでなく、PCの故障リスクも高まります。電源ユニットは経年劣化し、寿命がくるとPC動作が不安定になります。
対策
・定格出力の高い電源ユニット(500W以上)を使用する
・UPS(無停電電源装置)を導入し、瞬断・停電対策をする
・電源ユニットの一般的な寿命は3〜5年となりますので、その頃を目安に電源ユニットを交換する
4. メモリ不足や不具合
デイトレードでは複数の取引ツールやブラウザを開くため、メモリの使用率が高くなります。メモリ不足や故障があると、フリーズなどが発生しやすくなります。
対策
・最低16GB、推奨32GBのメモリを搭載する
・メモリ診断ツール(Windowsメモリ診断)で定期的にチェックする
・メモリを増設する
5. グラフィックボード(GPU)の劣化・故障
マルチモニター環境を構築する場合、グラフィックボード(GPU)に負荷がかかります。発熱が高い弟子トレパソコンだと発熱が原因で寿命が短くなることも考えられます。
対策
・GPUの温度が80℃を超えないよう、エアフローを改善する
・定期的にドライバーを更新し、パフォーマンスを最適化する
・3〜5年を目安に交換を検討する
あくまでも、これは目安となり、必ずしも故障しないとは限りませんが、急なトラブルに巻き込まれないためであったり、快適なトレードライフを送るには重要なポイントとなります。
まとめ
デイトレパソコンは長時間稼働するため、経年劣化による故障リスクが高まります。
過熱対策として冷却システムを強化し、SSDや電源ユニットは定期的に交換することが重要です。
メモリ増設やグラフィックボードの温度管理、ソフトウェアの更新なども不可欠となります。これらの対策を実施し、突発的なトラブルを防ぎながら、安定したトレード環境を維持しましょう。