PCの電源ユニットはどんなものがいいのでしょうか。PCはそのときのCPUとグラフィックボードの作業量によって必要な電力が大きく変化します。
瞬時の作業量アップ時に急速に供給電力を増やしてやる必要があります。
このことを電源のレギュレーションといいます。
他方、最大供給可能電力のことをマックスパワーといいます。
電源のレギュレーションが悪かったりマックスパワーが不十分だとPCが正常に動作しません。
PCの作業量がアップしようとした瞬間に必要な電力を供給できないためにPCがカクカクと引っかかったりひどい時にはPCがフリーズして停止してしまいます。
なので十分なマックスパワーでかつレギュレーションの良い電源を選ばなければなりません。また、電源ユニットは経年劣化があります。
新品時は定格電力を供給できても数年後には数十%減少します。
通常、電源は大きいものほど発熱が大きくなり冷却ファンの回転も大きいのでうるさくなります。ですから電源は大きいものほどいいというわけではありません。
PCの設計者は、PCの性能は極力高くして、できるだけ低消費電力な発熱量の小さなPCに設計することが静かなPCにするための腕の見せ所となります。
このようなことを総合的に勘案して、マックスパワーは最大消費電力の2~2.5倍が理想的といわれているのです。
トレード用8画面PCの瞬間最大消費電力はi7で190ワット程度です。
この場合 レギュレーションの良い500ワット(~600ワット)の電源が最適です。
(但し レギュレーションの悪い電源の場合にはもっと大きなマックスパワーのものが必要になります)