ビジネスパソコンやゲームパソコンと違うトレード専用PC

 

デイトレードを始める初心者の方にとって、パソコン選びは非常に大切なポイントとなります。一般的に職場や家庭で使用するパソコンで問題ないと考える方もいますが、そうではありません。今回は、ビジネスパソコンやゲームパソコンと違うトレード専用PCについてご紹介します。

 

  トレード専用パソコンって何が違うの?

 

トレードをする際に、パソコンは何でも良いと考えている方も多いかもしれませんが、自分の資産を減らすかもしれない取引きを行うのに、リスクを抱えたまま行動に移すのは怖いと思いませんか?

 

特に、NISAやiDeCoから投資の勉強をして、株やFXなどのデイトレードを行おうとしている方は、NISAやiDeCoとはまた別物の投資スタイルであるという事を知りましょう。

 

NISAやiDeCoは長中期型の投資スタイルですので、長い年月を掛けて利益を高めていく投資と考えて良いのですが、デイトレードとなると、1日のうちに売買を繰り返して利益を得る短期取引スタイルとなります。

 

そのため、数秒や数分で置かれている状況が変わりますので、パソコンが途中でフリーズした、強制シャットダウンされてしまったなんて事が起これば一大事なのです。

 

レバレッジを掛けて投資をしていれば、自身の資産の何倍ものお金を使う事もできるので、30万円に10倍のレバレッジを掛けているだけで300万円ものお金を動かすことができてしまいます。仮に、損をすれば元金の30万円以上の損を被る事だって起こり得るのです。

 

そういった事が起こるという事を知った上で、デイトレードをするのであれば、パソコンは非常に大切な道具になります。だからこそ、デイトレードに適したパソコンを購入しなければならないのです。

 

   家庭用PCやビジネスパソコンと何が違う?

 

では、一般的なご家庭で使われているパソコンとデイトレ専用パソコンで何が違うのか?と言えば、「高速処理能力」と「安定性」に違いがあります。

 

家庭用PCやビジネスで一般的に使われているデスクトップパソコンやノートパソコンは、メモリが4GB~8GB程度が主流となっていて、クリエイティブな作業が必要とされる職場以外であれば、大抵がマルチタスクを管理するとパソコンが重くなったり、ちょっと重たいファイルを解凍やダウンロードをしようとすると、ダウンロード時間が長かったり、途中で止まってしまう傾向にあります。

 

また、冷却性能も必要最低限で設計されているため、長時間高負荷の掛かる作業にも適しておらず、デイトレードを行うには、不安定さを残すので、スペックが足りていない性能の低いPCでのデイトレードはおすすめできません。

 

   ゲーミングパソコンとはまた違う?

 

近年、APEXやVALORANTなど高画質・高性能のPCゲームが人気なこともあり、ゲーミングパソコンを購入する方は増えています。また、ゲーミングパソコンはスペックも高く、グラフィックボードもしっかりと使われているため、ゲームだけでなく併用してデイトレードの取引きにも使う方がいます。ですが、実際には、併用した使用はおすすめはできません。

 

なぜなら、ゲーミングパソコンのスペック自体は高いのですが、大型グラフィックボードは高発熱で冷却用に複数の大型ファンが高速回転するため騒音も大きくなります。発熱性が高いためゲーム用パソコンは故障率も高くなっており、パソコンとしての寿命がとても短いため、費用負担が大きくなります。

 

ですので、ゲーミングパソコンと併用してデイトレードを行うのはやめた方が良いでしょう。

 

求められる用途と合致したセッティングを行わなければ、良い結果がでないのは当然のことですので、トレードを行うのであれば、デイトレ専用パソコンを購入することが大切なのです。

 

   まとめ

 

基本的にパソコンの使うメモリやSSDなどのパーツはバージョンやスペックに違いはありますが、同じような設計です。ですが、デイトレ専用パソコンは、家庭用PCやビジネスPC、ゲーミングPCとは異なります。

 

 

デイトレードのために最適化された専用PCを選ぶことで、未然にさまざまなトラブルを避ける事も出来ます。快適で安定したトレード環境を作りたいのであれば、デイトレ専用パソコンの設置を検討しましょう。